タイムレコーダーはご存知のとおり出勤、退勤の記録時計として雇用者の勤怠管理に利用されてきた機械です。最近では労働基準法の改正などで時間管理のリアルタイムマネジメントが強く求められるようになったため単純なタイムレコーダーからネットワークに繋がって簡単に管理できるサービスへと進化を遂げつつありますが、一方でアルバイトやパートなど臨時雇用の多い職場で、しかも人の出入りの激しいところではICカードの導入自身がコストとリスクを生むため、単純なタイムレコーダーは依然として根強い人気になっています。タイムレコーダーの構造は極めて簡単であり、時間を管理する時計の上に挿入口があり、専用のカードで打刻するだけで、しかも個人の識別はもっぱら紙のカードに書いた名前に依存するだけですので、打刻の仕組みが壊れなければ長期間使えることも利用が継続している大きな秘密であると考えられます。

ITの進化が進み、パソコンが普及したときにも独立して文字が打ててプリントアウトができるワープロだけは最後まで残り続けたという経緯がありますが、それと同じで、ネットワークと繋がるといった高度利用が正社員管理に必要な反面、短期的に臨時雇用者を多数管理していく事業現場には最小限の投資で継続して利用できるものが、そのまま機能を発揮して残り続ける典型的な状態です。国内でもこうしたタイムレコーダー製造機器メーカーは健在であり、同様の状況がアジアを中心とした新興国のマーケットでも展開されるようになっています。やがてIT化がさらに進むことになるのだとは思いますが、当分市場としては残っていけそうな状況です。ちなみに新製品であってもこの領域の商品は2万円程度からすぐに設置できるのも大きな魅力となっています。おもしろいのは従業員が保持しているSUIKAやPASMOを使ったタイムレコーダーがあることで、これを利用しますとカード代は個人所有で負担がかからず、さらにタイムレコーダーのカード代もかからないという優れもの状態です。こうした商品は日本ならではのものとなっていますが、かぎりなくコストのかからない商品開発を行っていることには頭が下がる思いです。

さらにフェリカをつかったICカードもしようできるため、これが搭載されているケータイ電話による打刻もできるものがあるとのことです。日ごろ見慣れた商品ではありますが、その中でも着実に進化が進んでいるというわけです。

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